栃木の樽 萩原製樽

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栃木県の伝統工芸品に指定されている、栃木の樽
つくり手は、萩原幹雄さん。

萩原製樽の創業は明治時代。祖父・林蔵さんが千葉県野田市で修業し、栃木市藤岡町で創業後、販路を求めて現在の平柳町に工場を移しました。

萩原さんは昭和27年(1952)生まれ、栃木工業高校の出身です。20代から樽づくりに携わりましたが、その時代の仕事はプラスチック樽の木蓋をつくることばかり。木樽に触れられるのは修理の仕事だけでした。

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写真:県名発祥の地大博覧会での実演

 

萩原さんが30歳の頃、木樽で漬けた白菜とご飯の味に感動し、経済成長の時代のなかで木樽づくりを守り伝えていく決意を固め、祖父と同じ千葉県野田市に3年間修行に通いました。そして、平成17年には栃木県の伝統工芸士に認定されました。

杉板の木や樽を締める箍(たが)の竹は、近隣で調達しています。萩原さん自ら採りにいくことが多いそうです。


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写真:栃木ものづくり・ものがたり探訪にて

 

樽づくりで出た端材は、形や木目のおもしろいものは工場内にオブジェとして飾られています。また、端材は捨てると産業廃棄物扱いになるので火鉢で燃やしています。火を囲みながら、沸かしたお湯で飲むお茶は格別です。

「木くずを燃やすのも樽職人の仕事」と語る萩原さんは、地元の木と竹を扱う大切さも教えてくれます。

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